自己紹介①

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自己紹介

みなさん初めまして!

このブログでは医療に関すること、デザインに関すること、カメラに関すること起業に関することなど自由に書かせていただきたいと思います。ほんの些細な知識ですが、みなさんの日常の一助になれば幸いです。まずは自己紹介をさせていただきます。

私が起業することになったきっかけはカメラです。まずはその部分を紹介させていただきます。

気づけば看護師歴は10数年。長く病院に勤めていましたが、起業する前は小児の訪問看護ステーションに従事していました。訪問看護とはご利用者様の自宅に訪問し看護をする仕事です。ご高齢の方が多いイメージですが、勤めていたステーションは高齢者だけでなく、新生児から18歳までの子供たちの訪問も行っていました。

小児の訪問看護では様々な疾患を持っている子供たちに出会います。人工呼吸器をつけていたり、義足をつけていたり、定期的に血糖値を測らないといけなかったり。。。時には会話も目線を合わせることも難しいお子様がいらっしゃいます。訪問している子供たちはみんなかわいくて、ご家族からたくさん愛情を受けて育っているのを感じ、とてもあたたかい気持ちになります。何よりみんなとっても可愛くて癒されます。

日々いろんなご家庭に訪問する日々。そんなある日、誕生日を迎えたお子さんに誕生日プレゼントを渡しました。いつもは手作りのおもちゃがほとんどです。しかし、そのお子さんは高校生。「年齢相応の記念に残るプレゼントがいいのではないか」と同僚が提案してくれました。普段はできないおしゃれをして、お母さんと一緒に写真をとってプレゼントボックスでデコレーションをして渡しました。

お母さんは普段写真を撮る側にいることが多く、なかなか写真がありません。かわいいお子さんの写真、そしてお母さんとの写真・・何よりも喜んでくださいました。

また、時期を同じくしてこんなことがありました。

別の利用者さんとの出来事です。会話も、歩くこともできない利用者様でしたが、家族からの愛情をたっぷりと受けて育っていました。一生懸命生きていましたが、病気の進行に伴い幼くして亡くなってしまいました。その子の周りにはたくさんの写真が飾られており、お母さんは最期の写真を携帯に収めていらっしゃいました。

そして、その子の告別式。最後に大きく飾られているのは、お母さんが選んだお気に入りの写真。

疾患のあるお子さんをもつご家族は、特に「今この瞬間が、この生きている瞬間が愛しくて大切」と感じていらっしゃいます。子供たちの生命力と家族の愛情を写真に残したい。一緒に写ることの少ないお母さんとの写真を残してあげたい。その時に強く思いました。

写真は思い出を残してくれます。私は父を若い時に亡くしましたが、あまり写真が残っていません。わずかに残る写真には父の笑顔が残っています。もちろん心の中には思い出がたくさんありますが、「こんな表情もしていたんだ。」「こんなところにも行ったんだな。」と眠っていた記憶を掘り起こしてくれます。

そして、自分自身の小さい時の記憶も一緒に蘇ります。私にとって写真は自分自身の成長の軌跡、大切な人と一緒に過ごした証です。

「その人の未来の自分へ、その人を大切に思う人へ写真を撮りたい」

この想いがフォトグラファーを目指すきっかけとなりました。

フォトグラファーになって実際に撮った七五三の写真です🌸

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